今日は、前に話題にあげていた
西加奈子さんの『漁港の肉子ちゃん』を読みきったから、その感想を書こう!
そう思って、机に座ってパソコンを開きました。
・・・・。
思ったことや感じたことはめちゃくちゃいっぱいあるはずなのに、
いざそれを文章に、言葉に、表そうと思ったら、
表現するのが難しい!!
どう書こう・・・
そんな事を思いながら、今書いています。
この作品を全部読み終えて、最初に思ったことは、
西加奈子さんの他の作品も読んでみたい。でした。
それぐらい、西さんの作品は面白くて夢中になれる物語でした。
他の作品では、どんな物語が描かれているんだろうというワクワク感。
こんな風に感じた本は初めてです。
そしてそれを父に話すと、
嬉しそうにどんどんと、部屋にオススメの作品を持ってきてくれて、
本当に父は西加奈子さんの作品が好きなんだな〜と改めて思いました。笑
前までは、そんなに勧めたくなる本ってどんなの?と思っていましたが、
今回自分で読んでみて、父が夢中になってしまう理由がわかりました^^
ここからは、頭の中を整理しながら、
作品の中身の面白かったことを書いていきます。
小さく静かに進んでいるな〜と思っていた前半の物語が、
途中で急に、大きく、そして物凄いスピードで動いていく展開が面白いです。
私の読むスピードを加速させました^^
今日中に読みきれるかな〜なんて思ってたけど、一瞬でした。笑
そしてこの作品に登場する「肉子ちゃん」が本当に面白いです。
こんなお母さんがいたら、毎日騒がしいんやろうな〜と思いました^^
肉子ちゃんの私の印象は、まっすぐ。
びっくりするぐらいまっすぐでした。
そのまっすぐさ、ありのままの姿が、とっても素敵だと思いました。
時にはそのまっすぐさで、騙されてしまうこともあるんですけど・・・
肉子ちゃんが登場すると、つい笑ってしまいます。笑
でた!なんて言うんやろ!って。
それぐらい肉子ちゃんの言動が面白いです。
そこには、そっか!と気づかせてくれたり、確かにと思うこともありました。
きっと悩みも肉子ちゃんに話したら、スッと消えてなくなるんだろうな〜と。
そんな肉子ちゃんに出会っていく人たちはみんな変わっていきます。
その変わっていく様子も面白いです。
この作品は、娘のキクりん視点でほとんどが描かれているのですが、
そのキクりんが、肉子ちゃんを見て育っていく中で、
どんどんと変わっていく姿は特に面白いです。
読みながら考えたことはいっぱいあったように思うのに、
読み終えてしまったら、自分の中である程度スッキリしてしまって、
正直何を考えていたか思い出せません。笑
でも、この本を読んではっきりとわかったことは、
自分を信じて今をいきていればいいんだということです。
どんな自分でもいいんだと。
そんな風に思った本でした。
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